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真のタッチスクリーンについてお話しましょう。日本の電気通信大学の研究者たちは、視覚に障害のある人がコンピューターやスマートフォンの画面に表示されているものを感じることができる方法を開発しました。「Hamsa Touch」と呼ばれるこのプロジェクトは、画面上の画像を手で感じられる電気信号に変換します。
このビデオでは、研究者の梶本博之氏がHamsa Touchの仕組みを説明しています。スマートフォンをカメラとして使い、電気触覚ディスプレイで触覚画像を提示します。これにより、ユーザーは画面上のものを手で触れるだけで感じることができます。

Hamsa Touch のプロトタイプは、先週トロントで開催された ACM CHI コンピューティング システムにおける人間工学に関する会議でテストされました。
このデバイスには512個の光センサーが搭載されており、それぞれが512個の電極にマッピングされています。この記事に添付されているビデオでは、デバイスが画面上に直接配置されています。デバイスの下を線が通過すると、電極が活性化され、ユーザーはかすかな電気刺激を感じます。
CHIカンファレンス(コンピューティングシステムにおけるヒューマンファクターに関する会議)で、感覚を補助するために電気が使われるのを見るのは今回が初めてではありません。2年前の同じ会議で、別のグループが電気を使って食べ物の味を変えるという実験を行いました。