
モトローラがAndroid市場に参入するMotorola Cliqは、ホリデーシーズンにちょうど間に合うように発売されます。Cliqは、T-Mobileの既存顧客向けには10月19日、その他の顧客向けには11月2日に発売されます。200ドルという価格はiPhone 3GSとほぼ同等ですが、SprintのHTC Hero(同じくAndroidスマートフォン)より20ドル、Palm Preより100ドル高くなります。より安価な選択肢が存在する中で、Cliqは競合に革命を起こすことができるでしょうか?
Cliqはほんの少ししか使っていませんが、既にAndroidスマートフォンの中で一番デザインが気に入っていると分かりました。G1と同様に、キーボードとタッチスクリーンを搭載しています。ただし、現行バージョンのAndroidに標準搭載されているタッチキーボードは完璧とは程遠いため、物理キーボードは必須です(T-Mobile myTouchとHTC Heroのレビューで確認しました)。
CliqのキーボードはG1よりもさらに優れています。まず、キーがG1よりも高くなっており、押しやすくなっています。また、CliqにはG1にあったあの煩わしいインセットもありません。ハードウェア面で気に入った点は他にもあります。美しい3.1インチのタッチスクリーン(MOTOBLUR UIを美しく表示)、3.5mmヘッドホンジャック、そして5メガピクセルカメラです。
Motorola Cliqは、MotorolaのAndroid用スキン「MOTOBLUR」を搭載した初のスマートフォンでもあります。Androidは確かに使いやすいものの、他のOSのような美しさや洗練さには欠けています。そこでMOTOBLURが救いの手を差し伸べます。UIはすっきりと直感的で、過剰な装飾もありません。また、高度なカスタマイズ性を備え、他のOSとは一線を画すデザインです。HTCのHeroのUIにも大変感銘を受けましたが、MOTOBLURと比べてどうなのか、非常に興味深いところです。
言うまでもなく、Cliqを手に入れるのが待ち遠しいですが、iPhone 3GSと競合する価格設定には不安を感じています。AndroidとMotorolaが、iPhoneやその他の低価格帯の製品から顧客を引き離すほどの魅力を持っているのか疑問です。Motorola Cliqの完全評価レビューは近日中に公開予定ですので、ぜひご覧ください。