Apple iPadの予約注文受付が24時間以上も開始されました。初期の需要は好調のようですが、まだ誰も詳細を把握していないデバイスのアーリーアダプターになるために500ドル以上を費やすという考えに、誰もが賛同しているわけではありません。

繰り返しになりますが、iPadは消費者向けデバイスです。実際、Appleのロゴが付いているものは、基本的に消費者向けに作られています。Appleファンの熱狂的な支持にもかかわらず、フォーチュン500企業がWindows PCをMacに、あるいはBlackBerryスマートフォンをiPhoneに買い替えるなど、すぐには考えられないでしょう。
とはいえ、iPadをはじめとするAppleデバイスは、単なるビジネスツール以上のものになり得ます。多くのビジネスパーソンは、iPadに音楽再生、電子書籍の閲覧、ウェブサーフィン、映画鑑賞といったタブレットデバイス以上の機能を求めています。
以下は、ビジネス プロフェッショナルがメディア消費用のおもちゃを生産性の高いビジネス ツールに変える際に使用できるアプリの一部です。
• Salesforce Mobile。Salesforce.com のアプリは、外出先から Sales Cloud へのアクセスを提供します。Sales Cloud は、ビジネスプロフェッショナルが iPad から通話記録、リードへの対応、重要な顧客データへのアクセス、ダッシュボード情報の表示などを行うことを可能にします。
• FedExモバイルウェブアプリ。モバイルワーカーやリモートワーカーは、荷物の配送スケジュールと追跡を便利に行うことができます。FedExモバイルウェブアプリを使えば、配送ラベルの作成、最寄りのFedEx営業所の検索、輸送中の荷物の進捗状況の監視などが可能です。
• Meeboインスタントメッセージは、ビジネスコミュニケーションに欠かせない手段となっています。Meeboは主要なインスタントメッセージネットワークをすべてサポートし、iPadからインスタントメッセージで連絡を取り合うことができます。Meeboは、アプリを閉じた状態でもプッシュ通知が機能することで、真のマルチタスク機能の欠如を克服しています。また、信号が途絶えた場合でも自動的に再接続し、連絡を取り合うことができます。
• Freshbooks。請求目的で勤務時間を追跡・記録する必要があるビジネスプロフェッショナルにとって、Freshbooksは特に複数のクライアントを同時に管理している場合に重宝するでしょう。Freshbooksアプリは、マルチタスク機能がないにもかかわらず適切に機能するように開発されたアプリのもう一つの例です。Freshbooksのタスクタイマーは、iPadで他の機能を使用している間もバックグラウンドで動作し続けます。また、Web接続がない場合でも動作し、接続が回復するまで時間入力をキューに入れます。
これは利用可能なアプリのごく一部に過ぎません。確かに、15万本以上のアプリの中には、オナラの音を出したり、点滅するライトを表示したり、その他馬鹿げた機能を備えたアプリが多すぎます。しかし、iPhoneやiPadはビジネスには向かないという繰り返しの主張にもかかわらず、その認識を変えるために特別に設計されたアプリも多種多様で、その数は増え続けています。
スタンドアロンアプリ以外にも、iPadに包括的なビジネス環境を提供できる包括的なソリューションが数多く存在します。iPadからWeb経由でGoogle Appsにアクセスしたり、新しいGoogle Apps Marketplaceを利用すれば、ビジネスプロフェッショナルはクラウドベースで、数多くのビジネスツールやコミュニケーションツールにアクセスできます。
Array Networks Desktop DirectとDesktop Directクライアントアプリを使用することで、iPadからユーザーのデスクトップに直接リモートデスクトップ接続を確立できます。Desktop Directはデスクトップへの直接ポータルを提供するため、ユーザーはiPadから直接デスクトップ上のすべてのデータにアクセスし、すべてのアプリケーションを実行できます。
近々発売されるHP SlateのようなWindows 7オペレーティングシステム搭載のデバイスは、ビジネス用途により理にかなっているように思えます。しかし、時代は変わり、一般消費者向けデバイスとビジネス向けデバイスの境界線は曖昧になっています。つまり、iPadは一般消費者として購入される方が多いでしょうが、ビジネスプロフェッショナルとしてどのように活用するかを自然に考え始めるでしょう。
幸いなことに、それを実現するためのツールは既に存在します。人それぞれです。
トニー・ブラッドリーは、 『Unified Communications for Dummies』の共著者です。 @Tony_BradleyPCWとしてツイートしています。Facebookページをフォローするか、[email protected]までメールでご連絡ください 。