Folder Lock 7は、ファイル暗号化とデータセキュリティの万能ツールです。256ビットアルゴリズムをリアルタイムで使用してボリュームやフォルダを暗号化・隠蔽するだけでなく、USBドライブを保護し、銀行口座やオンラインパスワードなどの重要情報をリスト化して保存できるウォレットも作成します。さらに、このプログラムはセキュア消去(シュレッド)機能、データロッカー(Windowsのブリーフケースのような機能)、そして動作していることを一切感じさせないステルス動作機能など、さまざまな機能を備えています。

Folder Lock バージョン7では、オプションのオンラインコンポーネントが追加され、必要に応じてデータロッカーをNewSoftwares独自のストレージサービスに同期できます。このサービスは10GBごとに月額5ドルで、最安値ではありませんが、比較的競争力があります。10GBあれば、大切なデータだけを保存するには十分でしょう。その他の便利な機能としては、ログイン試行の追跡、通常のファイルと自己解凍形式のパスワード保護されたzipファイルの作成などがあります。(PCWorldはFolder Lockのバージョン6.25を最後にレビューしました。)
このプログラムはこれ以上ないほど使いやすくなっていますが、初めてフォルダをロックして非表示にすると、ドライブにアクセスしたらロックされていたり、フォルダが消えていたりするなど、少々ショックを受けるかもしれません。Folder Lockは2つのサービスを実行し続けますが、パフォーマンスには全く影響がないようです。このプログラムは完全にパスワード駆動型なので、Windows Bitlockerのように証明書を紛失することはありません。プログラムにはマスターパスワードがあり、アンインストールする際に必要になります。
Folder Lockについて不満があるとすれば、インターフェースの見た目です。ワークフロー、オプションの配置、ナビゲーションの面では非常によく設計されているものの、少し派手な印象を受けます。もう少し落ち着いたデザインであれば、ビジネスユーザーにも売り込みやすくなるかもしれません。現状でも、ビジネスユーザーにとって試してみる価値はあるでしょう。
また、ロッカーは完全に安全ですが、隠しファイルとフォルダはFolder Lockの実行中のみ非表示になることに注意してください。Ubuntu LiveやParted MagicなどのCDから起動するだけで、自由にアクセスできます。
Folder Lockほど感動するプログラムはあまりありません。40ドルで、セキュリティに関するあらゆるニーズをほぼ満たしてくれます。ファイルのセキュリティを確保したいなら、絶対にダウンロードすべきです。
–ジョン・L・ヤコビ