
ブラウザ間でブックマークを共有できる人気ツール、Xmarksが、同社のCEO、ジェームズ・ホアキン氏によると、消滅の危機から復活したという。同社は9月に資金難に陥り、200万人の顧客を失ってXmarksを閉鎖すると発表した。ホアキン氏は木曜日のブログ投稿で、複数の企業から「サービスを引き継ぐ準備と意欲がある」との申し出を受けていると発表した。
Xmarksは、Chrome、Firefox、Internet Explorer、Safariなど、主要なウェブブラウザのほとんどで動作する人気のブックマーク同期プラットフォームです。異なるブラウザや異なるコンピュータ間でブックマークを同期できるため、例えば職場と自宅にそれぞれコンピュータがある場合に非常に便利です。当初Foxmarksという社名でFirefox専用だったこの会社は、2006年に設立されました。
Xmarksは数週間前に、事業の維持が困難となり、サービスを終了すると発表しました。ブログ記事によると、Xmarksにはビジネスモデルが存在せず、200万人の無償ユーザーを抱えるデータベースを維持する手段がなかったとのことです。Xmarksは2011年1月をサービス終了日と定め、ユーザーに他のブックマーク同期プログラムの利用を促しました。
Xmarks がサービス終了を発表して以来、ユーザーは立ち上がって同社の終焉に抗議し、サービスに年間 10 ドルから 20 ドルを支払うと誓約する人もいた。
Xmarksは先週、「Xmarksの資産買収とサービス引き継ぎに関心を持つ企業から、多くの確かな関心が寄せられている」と発表した。具体的な詳細はまだ明らかにされていないものの、Xmarksは「近い将来に取引を完了させるべく全力で取り組んでいる」と同社は述べている。
Xmarksは新しいXmarksがどのようなものになるかまだ確定していませんが、Joaquin氏はブログ記事の中で、少なくとも一部の機能は引き続き無料で提供される一方で、「より高度な機能」は有料の「Xmarks Premium」ユーザー向けに提供される予定だと述べています。もし支援をご希望の方は、Pledgebankのページにアクセスし、年間10ドルから20ドルのサービス料金を寄付することができます。すでに3万件の寄付が集まっています。
昨年、人気のURL短縮サービスTr.imも、ユーザーらがサービス維持のために団結し、財政的な打撃を伴うサービス停止を免れた。