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読み取り専用ストレージが人気のソリューションだった時代は、今となっては遠い昔の話です。今では、ブルーレイディスクやゲームカートリッジ、あるいは企業のデータセンターであれば古めかしいテープバックアップなどでしか見かけません。しかし、Verbatimは大容量で一度だけ書き込み可能なデバイスの市場があると考えています。そこで同社は、一度だけ書き込み可能で、その後は消去も上書きもされない外付けSSD「SWOVA1287G」をリリースします。
128GB SSDは、USBアクセスとexFAT読み取り機能を備えたあらゆるデバイスで読み取ることができますが、初期データを書き込むにはWindows 10または11が必要です。なぜ標準的な外付けSSDドライブではなくSSDを選ぶ必要があるのか疑問に思うかもしれませんが、これは変更の必要のない重要なデータのバックアップや、IT管理者が新しいマシンにカスタムバージョンのOSを何度もインストールする場合に非常に便利です。あるいは、ニューヨーク発ロサンゼルス行きのフライト中にスパイ・スリラー小説を読みながら、途中でスパイがハードデータを交換するような状況でも役立ちます。
書き込まれたデータは極めて安全です。Tom's Hardwareによると、ドライブのハードウェアは55℃(Proprietary Freedom Unitsでは131℃)を超える場所に保管しない限り、10年間は安全が保証されるとのことです。外側にはストレージ使用量を示すLED(そしてもちろんUSB-C 3.2ポート)があり、それ以外はブラシ仕上げの金属製ケースにはロゴ以外何も付いていません。
VerbatimのSWOVA128Gは現在、日本のウェブサイトでのみ販売されており、発売日や価格については未定です。トム・クランシー風の本格的なコスプレを完璧に仕上げたいなら、輸入ショップに行く必要があるかもしれません。
著者: Michael Crider、PCWorld スタッフライター
マイケルはテクノロジージャーナリズムのベテランとして10年のキャリアを持ち、AppleからZTEまであらゆるテクノロジーをカバーしています。PCWorldではキーボードマニアとして活躍し、常に新しいキーボードをレビューに使用し、仕事以外では新しいメカニカルキーボードを組み立てたり、デスクトップの「バトルステーション」を拡張したりしています。これまでにAndroid Police、Digital Trends、Wired、Lifehacker、How-To Geekなどで記事を執筆し、CESやMobile World Congressなどのイベントをライブで取材してきました。ペンシルベニア州在住のマイケルは、次のカヤック旅行を心待ちにしています。