AppleのiOSでは、デフォルトでメール署名は1つしか使えません。必要なのが1つだけなら問題ありませんが、メールアカウントごと、受信者ごと(例えば同僚と顧客)など、それぞれに異なる署名を使いたいと考えるビジネスマンは少なくありません。
iOS 5の新機能「ショートカット」のおかげで、署名が1行しか使えないという制限を回避できます。ショートカットとは、当然ながら、より長いテキストに自動的に展開される略語です。iOS 5では、ショートカットごとに1つの文字列(改行不可)しか入力できないため、複数行の署名はできませんが、これは簡単に克服できます。
以下にサンプル署名と、それを作成する手順を示します。
リック・ブロイダ – 手間いらずのPC
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前述のように、ショートカットは1行につき1つまでという制限があるため、このような署名を挿入するには、実際には3つのショートカットを作成(および使用)する必要があります。手順は以下のとおりです。

1. iPhoneで、「設定」、「一般」、「キーボード」、「新しいショートカットを追加」に移動します。
2. 「フレーズ」欄に署名の最初の行を入力します。私の例では、「Rick Broida – Hassle-Free PC」です。次に、「ショートカット」欄に「sig1」 (署名1行目)と入力します。 「保存」をタップします。
3.もう一度「新しいショートカットを追加」をタップします。今回は「フレーズ」欄に署名の2行目を入力し、「ショートカット」欄に「sig2」と入力します。 「保存」をタップします。
4. 3 行目に対してもこのプロセスを繰り返し、sig3 という名前を付けます。
分かりましたか?メールの作成が終わったら、署名の最初の行を挿入するには「sig1」と入力するだけです。Returnキーをタップして「sig2」と入力します。もう一度Returnキーをタップして「sig3」と入力します。(実際に貼り付けるには、各ショートカットの後にスペースキーを押す必要があることに注意してください。)
最も洗練された方法とは言えませんが、すべての情報を手入力するよりははるかに簡単です。ショートカットの名前をもう少し工夫したい場合は、署名行を簡単に組み合わせることができます。例えば、1行目をnamesig、2行目をsocnet(「ソーシャルネットワーク」の略)、3行目をfaxno(「ファックス番号」の略)などと名付けることができます。
前に言ったように、見た目は良くないですが、ちゃんと機能します。他に署名の提案があれば、コメント欄で教えてください!