
Appleのデスクトップ向けマルチタッチ攻撃は、69ドルのMagic Trackpadでさらに勢いを増しています。これは大型タッチパネルで、デスクトップMacユーザーはマウスを使わずにMacBook Proを使っているかのように操作できます。しかし、マウスに別れを告げられるからといって、必ずしもそうとは限りません。PCマウスをまだ諦めるべきではない4つの理由をご紹介します。
人間工学のルール
トラックパッドをしばらく使っていると指が疲れてきて、手の自然なアーチにぴったり合うマウスが恋しくなります。理論上は、トラックパッドは関節や手のひらへの圧力を一切排除することで、より自然な使い心地を実現できるはずですが、それでもマルチタッチジェスチャーをトリガーさせないためには、指先の大部分をMagic Trackpadから離しておく必要があります。AppleのMagic Trackpadウェブページで見られる手の姿勢は、自信を持てません。
ゲーマーは気に入らないだろう
ノートパソコンで一人称視点のシューティングゲームをプレイしたことがありますか?外付けマウスなしではプレイできません。Magic Trackpadの広い操作領域はゲームプレイを楽にするかもしれませんが、物理ボタンの精度に取って代わるものではありません。Macユーザーはゲーマーではないと主張するのはやめましょう。最近登場したSteam for MacとOnLiveが、その逆を証明しています。
クリックアンドリフトなし
PCで頻繁にドラッグ操作をする方なら、「クリック&リフト」と呼んでいる操作に馴染みがあるでしょう。マウスボタンを押したままマウスを持ち上げて、別の場所に置く動作です。ドラッグ中にマウスパッドの端に当たってしまい、スペースを確保する必要がある場合に非常に便利な操作です。トラックパッドではクリック&リフトができません。Appleの魔法のトラックパッドはMacBook Proのパッドよりも80%も広いスペースを確保していますが、マウスユーザーならご存知の通り、それでも十分とは言えません。
古い習慣はなかなか消えない
Appleでさえ、少なくとも今のところは、マウスをMagic Trackpadに強制的に置き換えようとしているわけではありません。Macデスクトップには今でもMagic Mouseが付属しており、Magic Trackpadと同じマルチタッチジェスチャーの多くをより馴染みのある形で実現しています。Appleがマウスを犠牲にしてMagic Trackpadを同梱することを決定した場合、私はこの話題を再検討する権利を留保します。