
Windows Phone 7 の秋の大型アップデートは、ターンバイターン方式の道案内と音声テキストメッセージという 2 つの重要な機能が追加され、さらに充実したものになっています。
これらの新機能は、最新のWindows Phone Dev Podcastで公開されました。これらの新機能は、昨年8月から豊富な音声コマンド、そして2009年10月から音声ガイド付きGPSナビゲーションを提供しているAndroidにWindows Phone 7が追いつく上で大きな役割を果たすでしょう。
ポッドキャストでは、Shazamのような楽曲識別サービスであるBing Audioや、携帯電話のカメラを使用してテキスト、バーコード、製品を識別する(Google Gogglesのような)Bing Visionというサービスについても説明しました。
いわゆる「Mango」アップデートには、Windows Phone 7の完成度を高める数多くの機能が既に含まれています。新機能には、高速アプリ切り替え、サードパーティ製アプリのマルチタスク、Internet Explorer 9(HTML 5対応)、SkyDriveへのアクセス、ポッドキャストのダウンロード、Twitterとの連携などが含まれます。4月には、Microsoftはアプリ開発者向けにWindows Phone 7の新機能についても詳細を発表しました。例えば、「Search Extras」は、ユーザーがスマートフォンで検索を行うとアプリ固有のデータを表示し、「ライブタイル」ショートカットは、ホーム画面から直接アプリのより深いセクションにジャンプできるようにします。
Windows Phone 7は昨年10月にスマートフォン市場に登場しました。インターフェースは期待できるものの、AndroidスマートフォンやAppleのiPhoneと比べると、機能が不足しているという欠点がありました。中でも特に顕著な機能不足の一つであるコピー&ペースト機能は3月に導入されましたが、競合製品に匹敵する性能になるにはまだまだ道のりが長いと言えるでしょう。
今秋のMango大規模アップデート以外にも、Windows Phone 7には解決すべき課題が山積しています。このプラットフォームは、アプリ内購入、前面カメラ、テザリング、Wi-Fiホットスポット機能に未だ対応していません。さらに、米国最大の携帯電話事業者であるVerizon Wirelessは、Windows Phone 7搭載端末を未だに発売していません。MicrosoftはNokiaと強力なハードウェア提携を結んでいますが、この提携による最初の成果がいつ頃実現するかは未だ不透明です。
それでも、どこかから始めなければなりません。Microsoft は少なくとも、Windows Phone 7 の最大の欠けている機能のいくつかをこの秋に補う予定です。
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