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パンダ、新しい無料クラウドベースウイルス対策ソフトをリリース

パンダ、新しい無料クラウドベースウイルス対策ソフトをリリース
パンダ、新しい無料クラウドベースウイルス対策ソフトをリリース

スペインに拠点を置くアンチウイルスソフトウェア企業Panda Securityは本日、Panda Cloud Antivirusという新しい無料アンチウイルスプログラムをリリースしました。「クラウド」という名称は、PCのリソースを使わずに、ファイルに関するデータをインターネット上のPandaサーバーに送信してスキャンを行うことに由来しています。

Cloud Antivirus は、ファイルのシグネチャとヒューリスティックデータ(下記参照)を Panda サーバーに送信します。Panda サーバーはこれらの情報を評価して、ファイルが有害かどうかを判断します。Panda サーバーは、ユーザーからの送信、ハニーポット、その他のソースからファイルを取得し、シグネチャとスキャンデータベースを構築しますが、無料クライアントは PC から実際のファイルを送信しません。

インターネットに接続できない場合は、PC上のデータキャッシュを使用してスキャンを行いますが、Pandaによると、キャッシュはオンラインサーバーがスキャンに使用する情報のごく一部に過ぎません。そのため、アプリを完全に機能させるにはインターネット接続が必要です。

また、このプログラムは新しいファイルをヒューリスティックに評価しますが、動作的には評価しません。つまり、ファイルを調べてシグネチャ以外の特性を判断しますが、実行時に実際に何が起こるか(例えば保護されたサンドボックス環境など)は評価しません。Pandaのアプリを試して動作検出機能を追加したい場合は、同じく無料のThreatfireをインストールすれば、Pandaと併用できるはずです。

パフォーマンス向上のため、クラウドアンチウイルスは、ファイルが開かれたりプログラムが実行しようとしたりした際にのみアクセスをブロックし、即座にスキャンを実行します。インターネットからのダウンロードは即座にスキャンされますが、スキャンが完了するまでロックされることはありません。また、ハードドライブ上のファイルは、コンピューターがアイドル状態のときにのみバックグラウンドでスキャンされます。

ダウンロードしたファイル、またはハードドライブ上のファイルが開かれたり実行されたりすると、優先度の高いファイルロックスキャンが実行されます。Pandaによると、このアプローチにより、最も必要な場合にのみ積極的なアクションが実行され、パフォーマンスが向上するとのことです。

パンダ社は、このアプリを無料で提供することで、北米市場における自社製品のシェア拡大を図るとともに、無料ユーザーからの匿名データを活用してスキャンの有効性を向上させるとしている。無料製品に加えて有料サービスも提供していく予定だという。

Cloud AVの検出性能とパフォーマンスに関する独立したテスト結果を見て、他のアンチウイルスアプリ、特に数少ない無料プログラムと比較検討できることを大変楽しみにしています。Pandaの新しいアプリの仕組みについて詳しくは、https://blog.cloudantivirus.com/ をご覧ください。

Otpoo

Health writer and researcher with expertise in evidence-based medicine and healthcare information.