ZTEは本日、Android関連の発表を多数行いました。しかし、この携帯電話・タブレットメーカーはWindows Phoneも発表しました。ZTE Orbitは、Taniaに続き、ZTEファミリーの2番目のWindows Phoneデバイスとなりました。
ZTEオービット
Orbitは安価なWindows Phoneとして開発され、Taniaはより高級なデバイスです。手に持てば両者の違いははっきりと分かります。Taniaはより頑丈な作りで、Orbitは少しプラスチックっぽいです。しかし、Orbitはドット模様のテクスチャ加工が施された背面と丸みを帯びた曲線が特徴で、決して醜いスマートフォンではありません。
Orbitの内蔵メモリは4GBしかなく、Windows Phoneが拡張メモリに対応していないことを考えると残念です。他にも、3.5mmヘッドホンジャックがない、GPSがない、ブラウジング用のEDGE接続ができないなど、いくつか残念な点があります。OrbitはMicrosoftの最新バージョンのWindows Phone「Tango」を搭載しており、メモリと処理能力が低いスマートフォンでも動作するように最適化されています。
Orbitは安価かもしれませんが、パフォーマンスと機能に関しては多くの犠牲を払うことになります。このご時世に3.5mmヘッドホンジャックがないのは本当に困りものです。明るい面としては、OrbitにはオートフォーカスとLEDフラッシュ付きの5メガピクセルカメラが搭載されており、私が短時間使用した限りでは、かなり良い写真が撮れました。
ZTE タニア
ZTE Taniaは先月ヨーロッパで発売されましたが、私が実際に手にしたのは今回が初めてです。Orbitと同様に、TaniaもローエンドのWindows Phoneですが、兄弟機種よりも明らかに優れています。例えば、GPS機能が搭載されています。4.3インチ(480×800ピクセル)のディスプレイを搭載し、Orbitよりもわずかに大きく、解像度も高くなっています。また、5メガピクセルのカメラも搭載しています。残念ながら、Orbitと同様に、Taniaも内蔵メモリが4GBに制限されており、外部メモリの拡張はできません。
ZTE TaniaとOrbitは、Nokia Lumia 710や、最近発表されたLumia 610に匹敵する。これらの端末は価格も手頃で、初めてスマートフォンを購入する人や、Windows Phoneを試してみたい人にぴったりだろう。

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