
コンサートで演奏するミュージシャンたちは、特に手を使った、かなり奇抜なダンスを披露します。今週エディンバラで開催されたTEDGlobal 2011では、グラミー賞受賞者のイモージェン・ヒープが、モーショントラッキンググローブ技術によって、ジャズの音楽的な手の動きで空中から音楽を指揮できることを披露しました。
音楽テクノロジーの専門家であるトム・ミッチェル教授率いるウェスト・イングランド大学のチームが、ヒープのグローブを開発しました。グローブにはワイヤレスマイク、加速度計、磁力計、ジャイロスコープ、その他様々なセンサーが搭載されており、ヒープの体の動きや手振りをトラッキングします。ヒープはあらゆる動きに合わせて、様々な楽器やエフェクトから音を呼び出し、即座に曲を作ることができました。
手袋に取り付けられたセンサーが動きのデータをコンピューターに送信し、コンピューターはリアルタイムで音楽を編集・生成します。ヒープが両腕を大きく広げると音が大きくなり、近づけると音が小さくなり、ラッパを振ると「ロックアウトモード」が起動します。
Mashableによると、ヒープ氏がMITの同様の技術を見てこのプロジェクトに興味を持ち、このパフォーマンスの開発には2年半以上を要したという。研究者たちは、グローブがより多くのジェスチャーを捉え、ドラムなどの楽器を演奏し、さらには観客を曲作りに参加させるなど、さらなる改良を目指している。
[BBCとMashable、Gizmodo経由]
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