ノートパソコンやPCとは異なり、タブレットはパフォーマンスベンチマークによって厳密に定義されるわけではありません。タブレット向けのベンチマークテストは必ずしもクロスプラットフォームではなく、様々なタブレット間で比較できる指標以上の意味のある結果をもたらすとは限りません。それでも、ベンチマークはタブレットのパフォーマンスを客観的に評価する最良の指標の一つです。最新のタブレットをベンチマークテストに加え、PCWorld独自のバッテリー駆動時間と充電テストも実施し、Appleの第3世代iPadおよびiPad 2との比較を行いました。

下のグラフからもわかるように、全体的に見て、Nvidia Tegra 3 搭載の Android タブレットは、市場で最も優れたパフォーマンスを誇るタブレットの 1 つであることがわかりました。(このグループで評価したタブレットのうち、Tegra 3 のいずれかのバージョンを搭載していないのは、Apple の iPad と Samsung の Galaxy Tab 2 のみです。)しかし、パフォーマンスには顕著なばらつきも見られました。そのばらつきの根本的な原因は、プロセッサ速度の違い、システムメモリの種類の違い、Android オペレーティングシステムのバージョンの違いにあると考えられます。
興味深いことに、このタブレット群の中で、Googleの廉価版Nexus 7は非常に競争力がありました。Nexus 7は、Nvidiaのコスト削減版Kaiリファレンスプラットフォームを採用した初のタブレットであり、GoogleのAndroid 4.1 Jelly Beanオペレーティングシステムを搭載して出荷される初のタブレットです。Tegra 3の価格性能比を最適化したバージョンである、T30Lと呼ばれる1.2GHzクアッドコアプロセッサ(CPUはシングルコア動作で1.3GHzで動作)を搭載しているにもかかわらず、概ね印象的な結果を残しました。これらは新しいAcer Iconia Tab A700と同じ周波数ですが、NvidiaはNexus 7に搭載されたTegra 3のすべてがA700のものと全て同じであるかどうかについてはコメントできません。以下のベンチマーク結果は、システムオンチップの微妙な調整の違いを反映している可能性があり、AcerはいくつかのテストでNexus 7をわずかに上回ったからです。
Appleの第3世代iPadは、GLBenchmark 2.1.4グラフィックテストにおいて、引き続きタブレット分野で大きくリードしました。この評価では、Egypt Offscreenテストでは競合製品の約2倍、Pro Offscreenテストでは約3倍の速度を記録しました。








