ZTE は本日、Mobile World Congress 記者会見で合計 15 種類のデバイスを発表しましたが、最も注目を集めたのは間違いなく ZTE Era でした。
Eraは、NVIDIA Tegra 3 1.3GHz AP30チップセットを搭載したZTE初のクアッドコアモデルです。また、本日発表されたLTEデュアルコアスマートフォンN91も試用する機会を得ました。
ZTEはEraを「最も薄いクアッドコアスマートフォンの一つ」と謳っています。厚さわずか7.8mmのEraは、非常にスリムなボディで、手に持った時の心地よさも抜群です。構造は高品質で、シルバーとブラックの配色によるデザインは目を引くものとなっています。
Eraのもう一つのハイライトは、4.3インチqHD(960 x 540ピクセル)TFTディスプレイです。鮮やかな色彩とシャープなディテールで、驚くほど明るく鮮明な映像を映し出します。また、8メガピクセルカメラと、HDTVに接続するためのMHLポートも搭載しています。注目すべきもう一つの重要な機能は、EraがNVIDIA製のIcera HSPA+モデムを搭載していることです。Iceraモデムは、先週発表されたZTE Mimosa Xにも搭載されています。
パフォーマンス面では、ZTE Eraは驚くほど軽快でした。短時間のハンズオンでは、複数のアプリケーションを簡単に開くことができました。Edgeのデモをしていたホテルではネットワーク接続が不安定でしたが、OS全体はスムーズに動作しました。
もう1つのLTE Ice Cream Sandwich搭載スマートフォン、ZTE N910も4.3インチディスプレイを搭載していますが、解像度はWVGAで、480 x 800ピクセルとやや低めです。フラッシュ付き5メガピクセルカメラを搭載し、Qualcomm 1.2GHzデュアルコアプロセッサを搭載しています。N91はCMDA LTE対応スマートフォンです。ZTE 910は他の2機種ほど高品質ではありませんが、低価格帯のスマートフォンとしては十分なスペックを備えています。

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