Microsoft は 3 月から Microsoft Word に予測入力 (テキスト予測とも呼ばれる) 機能を追加します。
Neowinが指摘したように、この機能はMicrosoft 365の公開ロードマップに追加されており、来月リリース予定です。Microsoftは昨年11月にWeb版Outlookにテキスト予測機能を導入し、今月中にAndroid版Outlookにも導入する予定です。ただし、この新機能はMicrosoft 365と連携しているようで、新たに発表されたOffice 2021に含まれるかどうかは不明です。
マイクロソフトは昨年、入力予測の仕組みについて説明しました。AIを活用し、ユーザーが文章を書いている間、マイクロソフトはユーザーの肩越しに予測を行います。例えば「all that glitters isn't…」といった、Wordが理解していると思われる一般的なフレーズを書いている場合、Wordは次の単語として「gold」を提案するかもしれません。キーボードのTabキーを押すだけで、その候補が自動的にテキストに「入力」されます。これは、GoogleのGmailが長年採用してきたモデルと同じですが、Googleはスペースキーを使用しています。

Word の新しい予測テキスト モデルを使用して、予測された単語が灰色で強調表示されます。
Microsoftは以前、Windowsタブレットをハードウェアキーボードから取り外した際に開く「ソフト」キーボードでテキスト予測機能を採用していました。しかし、Microsoftがハードウェアキーボードに関連付けたテキスト予測機能は、入力中の単語の上に小さなウィンドウを開き、さらにタップして手動で単語を選択することを強いるというものでした。MicrosoftがWordにテキスト予測機能を実装する方法は、はるかに優れています。
昨年9月、MicrosoftはWordのテキスト予測についてより詳細な情報を提供した際、入力内容はユーザーのマシンの「テナント境界」から出ないこと、つまりMicrosoftがそれを監視していないことを念入りに説明しました。また、テキスト予測を完全にオフにするオプションも用意されています。
Microsoftがどのくらいの頻度で次の単語を推測しようとするかは不明です。興味深いことに、AIを活用したテキスト予測は大きなビジネスになる可能性があります。例えば、Lightkeyは、ユーザーが入力する前に次の12単語を推測することができます。