長距離運転時のドライバーの負担を軽減する自動運転モードが、今後数週間以内にテスラ車に搭載される予定だ。
今年初め、CEOのイーロン・マスク氏はこの機能を「夏」のアップデートの一部として提供すると約束しており、テスラはその期限には数週間遅れるものの、まもなくこの機能を展開する予定だ。
同社は数ヶ月にわたり、シリコンバレーの本社からシアトルまでを含む長距離走行でこのソフトウェアのテストを行ってきた。このソフトウェアは、車線を安全に維持し、他の車両に配慮して速度を調整する。まるで自動車の自動操縦装置のようなものだ。
マスク氏は3月にこのシステムについて説明し、車体の周囲約5メートルの範囲をカバーする超音波センサーと前方カメラ、レーダーを活用していると述べた。

Nvidiaの最高経営責任者ジェンスン・フアンが、Nvidia GPUテクノロジーカンファレンス2015でテスラモーターズの創設者イーロン・マスクにインタビューした。
このソフトウエアは数週間以内にテスラ車のアップデートとして導入される予定だとマスク氏は先週末、デンマークの経済紙ボルセンとのインタビューで語った。
「少なくとも高速道路や比較的単純な道路では、自動運転が実現するまであと1か月ほどだろう」と同氏は語った。
完全自動運転車というより野心的な目標について尋ねられると、マスク氏は、技術の実現にはまだ1~3年かかると考えているとし、規制によりさらに1~3年遅れる可能性があると述べた。