Outlook.com のチャットはまもなく、常に Skype のみになります。Microsoft は Outlook.com での Google Talk と Facebook チャットの提供を停止します。同社は先日、Outlook.com ユーザーに対し、この変更についてお知らせするメール通知を送信しました。
マイクロソフトはFacebookチャットとの連携を終了する理由を説明していません。しかし、Googleトークについては、「GoogleがGoogleトークプラットフォームで使用されているチャットプロトコルを廃止することを決定した」ことが原因だとしています。
Googleは2013年5月、Google Talkからハングアウトへの移行を開始しました。皮肉なことに、MicrosoftがOutlook.comにGoogle Talkを追加したのと同じ月です。オープンなXMPPプロトコルを使用するGoogle Talkとは異なり、ハングアウトは独自のプロトコルであり、マルチチャットクライアントでは利用できません。しかし、GoogleはGoogle Talkのサポートを継続しており、XMPPベースのサービスを終了する時期についてはまだ発表していません。FacebookもXMPPの使用を中止しています。
Microsoft は 2013 年 8 月に Outlook.com に Skype 統合を追加しました。

Google Talk と Facebook チャットの統合終了に関する Microsoft からの Outlook.com ユーザーへの電子メール。
家庭への影響: Microsoftは、Outlook.comでのGoogle TalkとFacebookチャットの終了が「今後数週間以内」に行われると発表しました。サードパーティ製チャットの終了は、MicrosoftのPeopleアプリ(オンライン版、Windows 8.1、Windows Phone)には影響しません。Microsoftは、ユーザーがFacebookやGoogleアカウント(その他)を連携して、他のサービスのソーシャルアップデートや連絡先情報をMicrosoftの連絡先リストに追加できるようにしています。
Skypeについて
FacebookとGoogleの連携終了を補うため、MicrosoftはユーザーにSkypeへの移行を推奨しています。Outlook.comを使っている人がSkypeを頻繁に利用しないということは考えにくいでしょう。しかし、Google TalkやFacebookを利用しているけれどSkypeを使っていない連絡先を持つユーザーもいるかもしれません。
マイクロソフトにとって、FacebookとGoogleの連携を断念することは、Outlook.comにおけるSkypeの連携がどれほど重要かを示すものでもあります。Skypeはテキストチャットだけでなく、音声通話やビデオ通話も可能にします。GoogleのハングアウトプラットフォームがGmailやGoogle Talkに統合されているなど、競合他社も同様の機能を提供していることを考えると、これは重要な機能です。