システムのバックアップ、アーカイブ、あるいは大容量データの持ち運びには、2.5インチのポータブルハードドライブが主流です。競合するフラッシュドライブは持ち運びやすく便利ですが、容量は128GBが上限で、それ以上の容量になると1GBあたり1ドルという高額な価格になります。
比較対象として、今回テストした5台のポータブルハードドライブは、1ギガバイトあたり約10セントで、中にはそれよりも安いものもあります。5台すべてUSB 3.0インターフェースを搭載しており、前世代のドライブよりも大幅に高速です。
テストしたモデルはどれもジャケットのポケットに簡単に収まりますが、サイズと最大容量はそれぞれ大きく異なります。My Passport EdgeとSeagate Slimは他のドライブよりもかなり薄型ですが、ストレージ容量は500GBのみです。標準のMy Passportは少し厚みがありますが、2TBの容量も用意されています。500GBのSatelliteは物理的に最も大きなドライブでしたが、これはモバイルホットスポットを構築するための内蔵Wi-Fi回路とバッテリーによるものです。500GBのLancer LXも大型ですが、耐久性が高く、USB 3.0ポート1基に加えてFireWire 800ポートを2基備えています。
5台のドライブはどれも実力を発揮し、様々なファイルやフォルダの読み込みにおいてほぼ同等のパフォーマンスを発揮しました。これはドライブに求められる最も頻繁なタスクです。しかし、全体的にはWestern Digitalのドライブが競合製品を6MBps以上上回りました。SeagateのSatellite Mobile Wirelessは、大容量ファイルの転送に関しては他の4台のドライブよりもかなり遅かったものの、Wi-Fi接続によるオーディオおよびビデオファイルのストリーミング機能は合格点です。また、USB 2.0モデルと比べると依然として高速です。
結局のところ、それぞれのドライブには、スタイル、パフォーマンス、あるいは独自の機能など、競合製品とは一線を画す特徴がありました。以下に各レビューへのリンクと、それぞれの読み取り/書き込み速度を示す2つのグラフを掲載します。
Rocstor Lancer LX (500GB) 耐久性の高い筐体にパッケージ化されています。
Seagate GoFlex Satellite モバイル ワイヤレス ストレージ (500GB) 独自の Wi-Fi ホットスポットを作成します。
Seagate Slim (500GB) スリムでセクシー。
Western Digital My Passport (2TB) 今回のまとめの中で最高のパフォーマンスを発揮しました。
Western Digital My Passport Edge (500GB) WD の薄型外付けドライブ。

