ビデオゲームを再びプレイしても安全だと思っていた矢先、小児科学誌に掲載された新たな報告書は、暴力的なビデオゲームと幼児や10代の若者の敵意の増加との関連性を確固たるものにしていると主張しています。著者らは、メディアへの露出も活発に行っています。今朝ワシントン・ポスト紙の取材に対し、報告書の筆頭著者であるクレイグ・アンダーソン氏は、アイオワ州立大学で心理学を教え、同大学暴力研究センターを運営する攻撃性研究者で、次のように述べています。「ビデオゲームのプレイが子供や若者に有害な影響を与えるという決定的な証拠が今や得られました。」
2007年初頭、私は報告書の共著者の一人であるダグ・ジェンタイル氏にインタビューを行いました（パート1、2、3、4を参照）。これは、Medical News Todayが当時アンダーソン氏、ジェンタイル氏らによって発表された3つの新しい研究を報じた後のことでした。これらの研究は、暴力的なビデオゲームへの曝露と、子どもや青少年の「不健全な」攻撃的行動との間に相関関係を示す証拠を示しているように思われました。その結果は、『暴力的なビデオゲームが子どもと青少年に与える影響』という書籍にまとめられました。
Pediatrics誌の記事の背景にある3つの新たな縦断研究（同一被験者を異なる時点で繰り返し測定したもの）――2つは日本、1つは米国――は、暴力的なビデオゲームが人気の日本では暴力犯罪が少ないため、暴力的なビデオゲームは有害ではないという一般的な仮説に疑問を投げかけている。研究結果は米国と日本で同様の結果となり、アンダーソン氏は次のように結論付けた。
二つの非常に異なる文化にわたって一貫した効果が見つかった場合、それは非常に強力な現象を目撃していることになります...もはや、これがどういうわけかアメリカ特有の現象であると主張することはできません。
私がコピーを所持しているPediatrics誌の記事によると、その目的は「暴力的なビデオゲームへの過剰な露出が、暴力文化の高い（米国）文化と低い（日本）文化の両方において、時間の経過とともに身体的攻撃性を増加させるかどうかを検証すること」だった。研究の著者らは、暴力的なビデオゲームのプレイは学年後半に身体的攻撃性を増加させるという仮説を立て、性別と過去の身体的攻撃性の両方を考慮していると主張している。
研究結果：学年初期に習慣的にゲームをプレイすることは、性別や過去の攻撃性を考慮した上でも、後の攻撃性を予測する要因となった。また、暴力的なビデオゲームのプレイ時間と身体的攻撃性の程度または量との間にも相関関係が認められた。
研究の結論：「この研究は、若者がこの危険因子にさらされることを減らすことを強く示唆している。」翻訳：子供たちは暴力的なビデオゲームをあまりプレイすべきではない。
でも、まだ橋から飛び降りるなんて無理ですよ。この種の論文は、掲載される前に最低限の査読を通過する必要があるのは確かですが、本当の精査は公表されてからで、それは今から始まります。実際、もう少しお待ちください。私は色々なところに探りを入れているので、近いうちにもっと詳しくお伝えできるはずです。
追記1：すでに騒動が巻き起こっているようです。GamePoliticsもこのニュースを取り上げ、テキサスA&M大学の研究者による書簡に注目しました。心理学教授のクリストファー・ファーガソン氏は、アンダーソン氏の研究に「数多くの欠陥」を指摘し、「研究の意義」に疑問を投げかけています。
更新2:エンターテインメント消費者協会(ECA)のハル・ハルピン会長は、この調査に対して次のようなメディア声明を発表しました。
過去10年間の大部分の間、私たちゲーム消費者、メーカー、販売者、そしてクリエイターは、娯楽製品が子供たちに及ぼす潜在的な有害影響について明らかにしてくれる、公平で長期的かつ包括的な研究結果を待ち望んできました。しかし残念ながら、最新号のPediatricsに掲載された報告書を見ても、依然として期待はずれです。
このテーマに関する議論において、私たちの立場が他の立場と大きく異なる点の一つは、ECAがこのテーマに関するより質の高い研究を促進するだろうという点です。問題はこれまでも、そしてどうやらこれからも、研究者のアジェンダが、ゲームだけでなくあらゆるメディアを包括するという私たちの願いや必要性よりも優先され、音楽や映画を除外するような、あからさまにセンセーショナルな報道が避けられないようになってしまうことです。私たちは、真に包括的、客観的、かつ包括的な縦断的研究が実施され、共有されるようになると楽観視していますが、残念ながら、その日はまだ来ていません。
