マイクロソフトはバーンズ・アンド・ノーブルの新子会社に3億ドルを投資する予定で、この子会社にはバーンズ・アンド・ノーブルのデジタル版NOOKとカレッジ事業が含まれると、両社は月曜日の共同声明で発表した。
同社によると、新たな子会社の設立とマイクロソフトとの関係は、NOOK事業の成長を活用しようとするバーンズ・アンド・ノーブルの戦略の重要な部分だという。
声明によると、この投資によりマイクロソフトは17.6%の株式を取得し、名称未公表の子会社の価値は17億ドルに達する。残りの株式はバーンズ・アンド・ノーブルが保有し、マイクロソフトの小売店との取引は継続されるという。

この契約の一環として、バーンズ・アンド・ノーブルとマイクロソフトは特許訴訟も和解しており、今後バーンズ・アンド・ノーブルと新子会社はマイクロソフトに対し、NOOK電子書籍リーダーとタブレット製品の使用料を支払うことになる。
マイクロソフトは昨年3月にバーンズ・アンド・ノーブルに対して訴訟を起こした。

バーンズ・アンド・ノーブルは現在、子会社の戦略的分離の方法についてあらゆる選択肢を検討する意向だが、検討がいつ終了するかについては具体的な予定は決まっていないという。
ユーザーにとって最初の成果の一つは、Windows 8向けのNookアプリケーションです。このアプリケーションにより、Barnes & Nobleのデジタル書店が、Microsoftの次期Windows OS(PCとタブレットの両方で利用可能)搭載デバイスにも拡大されます。アプリケーションの提供開始時期は未定です。