Google は、クラウドでホストされる App Engine アプリケーション開発およびホスティング プラットフォーム用に、要望の多かった追加機能であるリレーショナル データベースを作成したと、同社が木曜日に発表した。
現時点では、「Google Cloud SQL」と呼ばれるデータベースは限定プレビュー モードで利用可能であり、同社がアクセス権を持つ開発者を厳選することを意味します。
このプレビュー期間中、Google Cloud SQL は無料でご利用いただけます。Google は、有料化開始の 1 か月前に価格を発表します。

「フルマネージドクラウド環境において、使い慣れたリレーショナルデータベースをApp Engineアプリケーションに活用できるようになりました。これにより、リレーショナルデータベースの管理、保守、運用といった煩雑な作業から解放され、アプリケーションやサービスの開発に集中できるようになります」と、Google Cloud SQLプロダクトマネージャーのNavneet Joneja氏はブログ記事に記しています。
同氏によると、インポート/エクスポート機能により、開発者はオンプレミスのMySQLデータベースをGoogle Cloud SQLに移行できるようになり、Googleがバックエンドのメンテナンスと管理タスクを処理し、データを複数のデータセンターに複製することになるという。
Google Cloud SQLには、開発者がデータベースのフロントエンド管理を行うためのコントロールパネルも用意されています。Google Cloud SQLを使用すると、App Engine開発者はGoogle独自のBig Tableデータベースを利用できるようになります。
Google App Engine は、Google クラウド インフラストラクチャ上でソフトウェアをホストしたいコンシューマー向け Web アプリケーションの開発者向けに 2008 年にリリースされました。
Googleは2010年半ば、App Engine for Businessというエンタープライズ版のサービスを発表しましたが、最終的には廃止されました。ただし、主要機能は通常のApp Engineにも引き継がれるとGoogleは述べています。SQLデータベースもその機能の一つでした。