台湾の半官半民の中央通信社によると、ASUSは今月、着脱式キーボードとスライド式キーボードを搭載した2種類のタブレットPCを発売する予定だ。これらの製品は、現在DellやAcerといった大手企業が独占している厳しい市場に参入することになる。
今週ラスベガスで開催される国際コンシューマー・エレクトロニクス・ショー(CES)で、Asustekはスライド式キーボードと10インチ画面を搭載し、Androidを搭載したタブレットを展示すると、同通信社は報じた。また、同ショーで展示される別のAsustekタブレットは、着脱式キーボードを搭載し、Windowsを搭載すると報じられている。両製品ともAsus Eee Padシリーズに属する。

ASUSTekのグローバルPRマネージャー、デビー・リー氏はこの報道についてコメントを控えた。
着脱式キーボードはタイピングを頻繁に行うユーザーには有利だが、他のタブレットPCよりも価格が高くなる場合があり、販売が難しくなると、台北の永豊証券のハードウェア研究者、エディ・ツェン氏は指摘する。例えば、昨年発売されたエイサーのx86タブレットは、価格面で苦戦しているという。
「大量のデータを入力する場合、キーボードは有利です」と彼は述べた。「しかし、コストが高くなるため、市場に出る際には不利になります。」
ネットブックの先駆者である同社は、今年、世界のタブレット PC 市場で 2 桁のシェア獲得を目指している。
先月、ASUSはタブレット市場全体のうち非アップル製品セグメントが今年1000万〜1500万台に達すると予想していると述べた。