
MITの学生は勉強熱心で、研究室で夜通し微分方程式を解いたり、はんだ付けをしたりすることで知られています。しかし、この勤勉なグループは時折、キャンパス中に「ハック」を仕掛けてちょっとした楽しみを見つけることもあります。MITでは、ハックとはコンピュータやセキュリティシステムへの有害で悪質な「クラック」ではなく、人々を楽しませ、「一体どうやってこんなことをしたんだ?」と思わせるための、巧妙ないたずらや創造的なパフォーマンスアートです。
本日、MITのメインロビーに、巨大なニンテンドー3DS拡張現実(AR)カードが天井からぶら下がっていました。まだ3DSを触ったことがない方のために説明すると、これは任天堂の携帯型ゲーム機で、メガネなしで3D体験ができ、ソーシャルネットワーキングと拡張現実(AR)機能も備えています。3DSのカメラを専用のカードに向けると、画面にはカードの映像だけでなく、カードやカメラが捉えたあらゆるものに「Mii」と呼ばれる3Dアバターが重ねて表示されます。

MITの学生、マイケル・スニベリーさんは、天井からぶら下がっている巨大な3DS ARカードを見て、すぐに何をすべきかを思いつきました。3DSを取り出し、モンスターARカードに向けると、MITロビーのカードの上にMii(任天堂のアバター)が次々と現れました。Miiたちはコンガラインを踊ったり、スカイダイビングをしたりしていました。マイケルさんによると、ロビーでは巨大なドラゴンと戦えたそうです。

MITでターゲットを撃ってMiiを踊らせたいと思っていた他の3DSゲーマー志望者にとっては残念なことに、マイケルが発見してから数時間後には巨大ARカードは撤去されてしまいました。学校って、たまには楽しくないですよね。
3DSの巧妙なハックを見かけたことはありますか?コメント欄で教えてください!
[マイケル・スニベリー]
アレッソンドラ・スプリングマンのお気に入りのMITハックの一つに、ひどい言葉遊びがあります。Twitterとブログで彼女をフォローしてください。
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