
iPadにとって、ここ数日はまさに波乱万丈の日々でした。Appleは、サルサ作りとブレンドが可能なこの奇跡のデバイスを、世界発売初日で30万台も販売しました。しかし、Appleの最新にして最高のガジェットを、もう少し教育的に、そしてやや穏便に分解したいという方のために、iFixitとChipworksが協力し、iPadのA4プロセッサの詳細な分解レポートを公開しました。2人は、走査型電子顕微鏡、酸浴、X線撮影、研磨、そして極度の力を加えるなど、様々な手法を用いてiPadの頭脳を分解し、その仕組みを解き明かしました。

iFixitとChipworksはiPad内部で何を発見したのでしょうか?まず、iPadを動かすA4プロセッサは、マイクロプロセッサ本体と2層のSamsung製RAMという3つの異なる層で構成されています。プロセッサの上にRAMを重ねることで、AppleはSamsungだけでなく、あらゆるベンダーからメモリを購入できるようになります。

上の断面図はiPhoneのARMプロセッサとRAMパッケージの断面図で、プロセッサ(中央の長方形)とRAMダイ(右上の2つの長方形)が示されています。3つの円ははんだビーズです。RAMをプロセッサの近くに配置することで、RAMへのアクセスが高速化し、レイテンシが低減します。また、消費電力が削減されるため、バッテリーの持続時間も長くなります。[画像: iFixit および Chipworks]
GPUはどうでしょうか? 予備的なソフトウェア分析により、iPadはiPhone 3GSと同じPowerVR SGX 535 GPUを搭載していることが確認されました。iFixitが言うように、「革新的な点は何もありません」。iPadのプロセッサはiPhoneに搭載されているものと非常によく似ており、AppleはiPadの設計・製造において消費電力とコストの両方を削減しやすくなっています。分解の詳細や、洗練された画像については、iFixitをご覧ください。
チップのスペックはさておき、iPadは本当にただの大型iPod Touchにキラーアプリをいくつか追加しただけなのでしょうか?皆さんはiPadの分解をしたことがありますか?ぜひコメント欄で結果を教えてください。
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