
AmazonのKindle TouchとKindle Fireを並べてみました。どちらのディスプレイがよりダイナミックで魅力的に見えますか?
もちろん、答えは明白です。これは、電子インクディスプレイを備えた従来の(つまり地味な)電子書籍リーダーと、派手なカラータブレットのどちらかを選べる場合、消費者が後者を圧倒的に選ぶ理由を説明できるかもしれません。
Digitimes Research の新しいデータによると、電子書籍リーダーの世界出荷台数は 2012 年第 1 四半期に 200 万台に達する見込みで、2011 年第 4 四半期の 900 万台から大幅に減少することになる。
Kindle FireやBarnes & NobleのNook Tablet、Nook Colorといったカラータブレットは、電子書籍リーダーの顧客を、より安価で目立たないEインクモデルから引き離しているようだ。Digitimes Researchはこの現象を「代替効果」と呼んでおり、Amazonは2012年に入ってからサプライヤーへのEインク電子書籍リーダーの発注を削減せざるを得なくなった。
しかし、電子書籍リーダー市場の全体像は悲観的ではありません。2011年の電子書籍リーダーの世界出荷台数は2,282万台に達し、前年比107%増となりました。Digitimes Researchの推計によると、2015年までに電子書籍リーダーの年間出荷台数は6,000万台を超える見込みです。
モノクロの電子インク ディスプレイに対する消費者の関心が低下していることが、Amazon が 6 インチのカラー電子インク ディスプレイを搭載した Kindle 電子書籍リーダーをまもなく発表するという最近の噂を説明するかもしれません。

IDCのディスプレイアナリスト、ボブ・オドネル氏は、バーンズ・アンド・ノーブルも同様の計画を持っている可能性があると述べている。
LCD ディスプレイと電子インク ディスプレイの価格差は縮まってきているが、「色の再現性に関しては LCD の方が依然として大幅に優れている」とオドネル氏は述べ、理想的なディスプレイは、ゲームやビデオなどのタブレット向けタスクにはカラー LCD を使用し、読書にはモノクロの電子インクを使用する、切り替え可能なハイブリッド LCD/電子インク モデルになる可能性があると付け加えた。
「それは興味深いですね」とオドネルは言う。
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