
Googleのエンジニアリング担当副社長、ヴィック・ガンドトラ氏は水曜日、iPhoneとAndroidスマートフォンの両方に対応したGmailのモバイル版をデモンストレーションしました。このウェブベースのアプリケーションでは、ユーザーはオフラインでもメールにアクセスできるほか、Gmailのラベル機能も利用できます。このアプリケーションの真の特徴は、ブラウザベースで動作し、モバイルソフトウェアアプリケーションのダウンロードが不要なことです。
グンドトラ氏は、スペイン・バルセロナで開催されたモバイル・ワールド・コングレスにおいて、Gmailの「技術コンセプト」アプリケーションを聴衆に披露しました。このアプリケーションは、ユーザーのデータだけでなく、ソフトウェア自体もデバイスに保存します。この技術の最も注目すべき活用方法は、Gmailのメールにオフラインでアクセスできることです。
GoogleのGmailアプリケーションは、新しいWeb言語(HTML5)をベースにしており、iPhoneのWebブラウザとAndroidデバイスの両方でサポートされています。Gundotra氏は、このアプリケーションがAppleとGoogleの両方のモバイルプラットフォームで動作し、携帯電話に特定のアプリケーションをインストールする必要がないことを示しました。
オフラインでのメールアクセスに加え、今後登場するGmailウェブアプリには、ユーザーのメール閲覧履歴を追跡するフローティングツールバー(例えば、2つ以上のメールを選択するとツールバーが表示され、削除や転送などのオプションが表示されます)と、メッセージのラベル付け機能が搭載されます。GoogleのGundotra氏は、iPhone 3GとHTC Magic(T-Mobile G2)でこのアプリのデモを行い、ウェブアプリの動作速度を強調しました。
Googleは、Gmailウェブアプリの新バージョンがいつリリースされるかについて言及するのを「忘れた」ようです。しかし、オフラインでのGmailアクセスはすでに利用可能になっているため、この機能のモバイル実装もそう遠くない将来に実現するはずです。
iPhoneBuzz のスタッフが、Vic Gundotra が iPhone と HTC Magic の両方で Gmail のオフライン アクセスをデモするビデオを公開しています (以下をご覧ください)。