
MySpaceの状況は悪化の一途を辿っています。かつてソーシャルネットワーキングハブだった同社は最近、リストラの一環として、全世界の従業員のほぼ半数を削減すると発表しました。MySpaceはソーシャルネットワークから、ソーシャルネットワーキング機能を備えたエンターテイメントコンテンツサイトへと再定義を進めており、世界中で最大500人の従業員がまもなく職探しを始めることになります。
MySpaceの親会社であるNews Corp.が、2005年に5億8000万ドルで買収したMySpaceの売却を検討しているという噂もあります。ロサンゼルス・タイムズ紙によると、買収候補の一つはYahoo!である可能性があります。MySpaceとYahoo!の買収交渉が進行中との噂は今回が初めてではありません。2007年には、News Corp.がMySpaceとYahoo!の株式交換を提案したと報じられています。
時代の終わり?

GoogleのDoubleClick Ad PlannerによるMySpaceのWebトラフィック推定
MySpaceの最新の発表は、かつて強大な力を持っていたこのソーシャルネットワークの一連の撤退の頂点を成すものであり、ここ数ヶ月でウェブトラフィックが劇的に減少しています。8月には、MySpaceのアクティビティをFacebookにプッシュできるサービスを開始しました。その後、「MySpace with Facebook」という新製品がリリースされ、Facebookから「いいね!」や興味関心を取り込み、MySpaceでパーソナライズされたエンターテイメントのおすすめを表示できるようになりました。この動きにより、MySpaceはFacebookのユニバーサルログインプラットフォームに組み込まれましたが、多くの批評家はこれをMySpaceがソーシャルネットワーキングのライバルであるFacebookに正式に屈服したと見ています。
ニューズ・コーポレーションは、経営難に陥るマイスペースに焦りを感じているのかもしれない。マイスペースを含むニューズ・コーポレーションの部門は、2010年9月期の四半期で1億5,600万ドルの損失を計上した。USAトゥデイ紙によると、当時ニューズ・コーポレーションの最高執行責任者(COO)チェイス・キャリー氏は、マイスペースの損失は「許容できるものではなく、持続可能でもない」と述べた。
マイスペースの最近のレイオフは、2009年の2回にわたる人員削減に続くものだ。同社は6月に従業員の約30%を失い、その1週間後には国際的な一連のレイオフを実施した。
MySpaceにとって今、大きな問題は、同社が2011年に「Y世代の視聴者」向けの自称「ソーシャルエンターテイメントの目的地」として復活し、生き残ることができるかどうかだ。
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