
Verizonは木曜日からLTEデータサービスを一般家庭向けに拡大し、消費者に家庭用ブロードバンドサービスの新たな選択肢を提供します。HomeFusion Broadbandは「全国」で利用可能ですが、VerizonのLTEネットワークがカバーされているかどうか、また、やや厳しいデータ通信量制限に耐えられるかどうかをご確認ください。
同社は3月に6つの試験市場でサービスを開始していたが、水曜日の発表により、VerizonがLTEサービスを提供している地域であればどこでもHomeFusionが利用可能になった。これは米国人口の3分の2をカバーする約230の市場となる。
HomeFusionのお客様は、5~12Mbpsの速度と2~5Mbpsのアップロード速度を期待できます。これは、平均的なDSLまたは低スペックのケーブルインターネット接続と同程度です。200ドルのアンテナはお客様のご負担となります。アンテナは専門業者に設置していただく必要があります。パッケージには、有線デバイス4台と無線デバイス20台をネットワークに接続できる無線ルーターが含まれています。2年間の契約が必要です。
Verizonは使えるデータ量が限られているため、ダウンロードやストリーミング配信には注意が必要です。10GBで毎月60ドル、20GBで90ドル、30GBで120ドルかかります。これらの制限を超える1GBごとに、Verizonはさらに10ドルを請求します。悪い知らせはそれだけではありません。Verizonは建物の2階以上にはアンテナを設置しないので、アパートに住んでいる人は利用できません。

アンテナをどこに設置するか、データ通信料がいくらになるかに関わらず、最大の懸念はカバレッジです。通信事業者は自社の超高速ネットワークが「最も多くの人々をカバーしている」とよく宣伝しますが、それは必ずしも広範囲に及ぶカバレッジを意味するわけではありません。米国の人口の大部分は比較的近い距離に住んでいるため、Verizon LTEのカバーエリアは地理的にかなり狭く、HomeFusionの潜在市場も同様に狭いのです。
しかし、Verizonの広報担当者デブラ・ルイス氏は、状況は変わるだろうと述べています。「今年末までに、少なくとも450の市場でLTEサービスを展開し、2013年までにLTEの展開範囲は現在の3Gの展開範囲と同等になる予定です。これは以前お伝えした通りです」と、彼女はPCWorldに語っています。つまり、そもそも高速データ通信がなかったら、高速データ通信はもう二度と実現しないということです。そして、もし今3Gをご利用なら、いずれLTEが利用可能になるということです。
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