画像: マイクロソフト
Microsoft ペイントは、ペイント コクリエーターによって AI 生成機能を獲得しています。これは、Windows 11 23H2 (現在は Windows 11 2023 Update と呼ばれています) と同時にデビューする新機能です。
これは、2017年というかなり遅い時期に終焉を迎えていたペイントにとって大きな勝利です。ペイントは今後、実質的にはMicrosoftのBing Image Creatorのランチャー兼エディターとなるでしょう。Bing Image Creatorは、テキストプロンプトからAIが画像を生成する、魅力的なAIアートツールです。ダークモードといった些細な機能を追加した後、MicrosoftはPhotoshopのような透明度とレイヤー機能もペイントに追加し、ユーザーを驚かせました。
今回のアップデートはそれほど複雑なものではないようです。ツールバーに新しい「Cocreator」ボタンが表示されます。クリックすると右側にサイドバーが開きます。そこでテキストプロンプトを追加し、スタイルを選択するだけで、Cocreatorがペイントで画像を作成し、編集できるようになります。競合他社に大きく後れを取っているツールで、ペイントで何時間もかけて傑作を作り上げてきたクリエイターにとっては、これは残念なニュースです。それでも、ペイントを画像の作成と編集のための迅速で簡単な方法として常に評価してきた人にとっては、間違いなく大きな勝利と言えるでしょう。
残念ながら、落とし穴があります。ペイントを使用するには、最新のWindows 11 22H2アップデートをダウンロードし、アップデート版が利用可能になるまで数週間待つ必要があります。Windows Insider版のペイントをダウンロードして、順番が来るまで待機リストに登録しておくこともできます。(Microsoftは、Windows 11 2023 Updateとも呼ばれるWindows 11 23H2アップデートを、第4四半期の累積ロールアップリリースとして別途リリースする予定です。ペイントのCocreatorもその頃には利用可能になるはずです。)
それまでは、Image Creator を開いて、結果の画像を切り取ってペイントに貼り付けるだけで満足するしかありません。
著者: マーク・ハッハマン、PCWorld シニア編集者
マークは過去10年間、PCWorldに寄稿しており、テクノロジー分野で30年の経験があります。PCWorldだけでも3,500本以上の記事を執筆しており、PCマイクロプロセッサ、周辺機器、Microsoft Windowsなど、幅広いトピックを扱っています。PC Magazine、Byte、eWEEK、Popular Science、Electronic Buyers' Newsなどの出版物にも寄稿しており、Electronic Buyers' Newsでは速報ニュースでジェシー・H・ニール賞を受賞しました。最近、オフィスのスペースが足りなくなったため、数十台のThunderboltドックとUSB-Cハブを寄贈しました。