
ChangeWaveの最近の調査によると、iPadがKindleの電子書籍リーダー市場シェアを奪いつつあるという。iPadは16%上昇して32%となり、Kindleは15%下落したものの、依然として47%の市場シェアを占めている。これはKindleの衰退を意味するのだろうか?いや、違う。それから、私をシャーリーと呼ばないでくれ。
Kindleの終焉を叫ぶApple狂いのiPadジャンキーたちや、舌を突き出して背を向けたKindleマニアたちが未だに理解していないのは、iPadとKindleは全く異なるデバイスだということです。両者を死闘で争わせるのは愚の骨頂です。
iPadとKindleを比較すると、どちらも家電製品であるという点だけが唯一の違いです。それだけです。Kindleにはゲームがいくつか搭載されていますが、主に読書用です。iPadはモバイルエンターテイメントであり、たまたま電子書籍プラットフォームを備えているだけです。

また、AmazonのKindleアプリはiPad本体でも利用可能であることも忘れてはなりません。これにより、Kindle電子書籍ストアの売上は大幅に伸びました。Cowen and Co.の調査によると、Kindleストアの売上高は2010年に195%増の7億100万ドルに達すると予想されています。これは電子書籍の売上だけで算出された数字です。Kindleの販売促進という点では、Amazonの値下げによってハードウェアの売上が3倍に増加しました。つまり、iPadも爆発的に売れていますが、過大な予測ほどKindleのシェアを奪っているわけではないということです。
ChangeWaveの調査では、電子書籍リーダーとしてどのデバイスを選ぶかを具体的に尋ねましたが、よく考えてみると、これらの人々は、たとえ一生懸命に努力したとしても、iPadの多様な用途を完全に無視することはできないでしょう。まるでMacBookをソリティアの道具としてしか見ていないようなものです。
データや統計はさておき、iPadとKindleを比較するという愚行は依然として続いています。やめましょう。どちらのデバイスにも公平ではありません。iPadがネットブックを駆逐し、PCの売り上げを圧迫しているというのはもっともな話ですが、それはこれらのガジェットがKindleにはない、似たような機能を備えているからです。
iPad vs. Kindleの論争はもう終わりにしましょう。もううんざりです。