
プレハブ住宅は1940年代から存在していました。プレハブ住宅の真髄は、建設の心配をする必要がなかったことです。すべてが現場外で行われるのです。プレハブは匿名性が高く、標準化されており、個性など微塵も感じさせない、完璧に機能する住宅を生み出しました。プレハブがポストモダニスト建築家の手に委ねられていた数十年後、現代のDIYムーブメントがそれを取り入れ、WikiHouseが誕生しました。WikiHouseは、Wikiソフトウェア、CADプログラミング、そしてCNC加工技術を融合させ、エンドユーザーが直接建築設計を行えるようにしたものです。
ロンドンの建築事務所00:/は、オープンソースデザインに関する議論への貢献の一環として、Google SketchUpのプラグインとしてWikiHouseをリリースしました。ウェブサイトには、約24時間で設計・建設された大きな小屋のような構造物のプロトタイプの動画が掲載されています。WikiHouseの公式デビューと最初の完成作品の建設は、今年9月から10月にかけて韓国で開催される光化門デザインビエンナーレで予定されています。
必要な部品(Sketchup、WikiHouse、CNCフライス盤、そして18mmの合板)をすべて揃えれば、WikiHouseの製作プロセスは驚くほどシンプルです。Sketchupで家の絵を描き、他のユーザーから好きな部品を借りて、それをWikiHouseプラグインに渡すと、魔法のように家のフライス加工図面が作成されます。このフライス加工図面をCNCフライス盤に渡すと、標準的な8フィート×4フィート、18mmの合板が家のフレームと支柱に切り出されます。フレームと支柱には連結用のスロット(電動工具は不要!)とラベルが付いているので、文字が読めればすぐに家を建てることができます。
断熱材、配線、配管…でも、マニュアルってあるじゃないですか?夢の壮大な城塞は、ほんの数クリックで完成するんです!
WikiHouseはクリエイティブ・コモンズ・ライセンスでリリースされる予定なので、楽しみはまだ続きます。興味はありますか?どんなものを作りたいですか?コメント欄で教えてください!
[WikiHouse、Geek.comおよびTreeHugger経由]
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